進路選択って難しい
こんにちは、ゆうです。
高校生の時の進路選択って人生を左右しますよね。
皆さんはどうやって決めましたか?
私は、高校生に戻ったらもう一度進路選択をやり直したいです。
お題「高校生に戻ったらしたいこと」
“将来の夢がない”
私は、ずっとそんな子供でした。
物心ついた時からそうだったのを覚えています。
幼稚園にて
幼稚園では毎年、誕生日の絵本をくれたのですが、そこには手形と写真と将来なりたいものを書くページがありました。
先生が「大きくなったら何になりたい?」と優しく問いかけます。
しかし私は何も答えられず。
先生が困ったように「ケーキ屋さん?」「お花屋さん?」など聞いてくれます。
私は、それらになりたい訳ではないので首を振ります。
先生は更に困って、他にも色んな職業を言ってくれますが、私はずっと首を振り…
結局、「……ケーキ屋さん……。」と、先生が言ってくれた中で1番無難そうなものを選ぶのでした。
高校生になり
そんな子供のまま、高校生になってしまいました。
将来の夢を聞かれた時は、「おばあちゃんになる!(笑)」と言うと、みんな「何言ってんの(笑)」と笑ってくれたのでそれで誤魔化していました。
しかし、学校の進路希望ではそんなおふざけが通用するはずもなく…。
真剣に考えなければなりませんでした。
私の実家は地方の田舎町。家の近くにはほとんどお店や企業も無く、電車も通っておらず、私は世間知らず。
私の楽しみはひなたぼっこと、春に対面の山から聞こえてくるウグイスの鳴き声を聞く事(成長していく過程がかわいい♡)。
世の中にどんな職業があるのか知らない!
実はケーキ屋さんなんて行った事がない!
途方に暮れてしまいました。
13歳のハローワーク
そんな時、手に取った一冊の本“13歳のハローワーク”。
“よし、これで決めよう。”
私は他に職業を知る術を知らなかったので、この本を読み、なんとなく気になった職業をインターネットで調べました。
そして、選んだ理由として先生が納得してくれそうなストーリーを考え、進路希望として出しました。
将来の夢が決まってから
希望した職業は専門職。
進路先も絞られて、それに向かって進むだけでした。
大学に合格し進学、卒業、資格も取り、就職。
就職してから
“この仕事向いてない。”そう思うのに時間は要りませんでした。
就職先は病院。
“病院は病気を治すところ”そう思っていましたが実際は逆。どんどん人が亡くなるところを目にしました。
それまでは、人が亡くなるところを見ても平気だと思っていましたが、全く平気ではありませんでした。
そんな場面に立ち会っては何度も隠れて泣きました。
「そんなのすぐ慣れるよ。」「勉強になったと思うしかない。」と職場の先輩達はそう言っていましたが、結局私は慣れませんでした。
世の中の職業
就職先は大都会!
私の知らない事や場所がたくさん。人もたくさん。
色んな場所に出かけたり、人と話したり。
広い視野で社会を見るという事がなんとなく分かりました。
よく見ると世の中は色んな職業だらけでした。
“人は1人では生きていけない”そんな良くある言葉の意味も理解できた気がしました。
高校生に戻ったら
あの頃の私は本当に何も知らなかったと感じます。
なので高校生に戻ったら、やっぱり進路選択をやり直したいです。
田舎過ぎて見えない面が多かったですが…
もっと人と話をしたり、映画を見たり、本を読んだりと、ありきたりですがもっと視野を広げておけば良かったなぁと思います。