妖怪のせい?
こんにちは、ゆうです。
先日、水木しげるさんの描いた妖怪集を何気なく見ていたのですが、“あかなめ”という妖怪を見つけました。
「あかなめ」という妖怪は、風呂の垢をなめる妖怪。だれもいない夜に現れ、垢をなめるだけでほかになにをするわけでもない。
あかなめが来ないようにするには、風呂桶を掃除して垢をためないようにしなければいけない。
この妖怪を見ていたら、子供の頃の不思議な体験を思い出しました。
昔、まだ実家に住んでいた子供時代、誰もいないお風呂場から、ジャー、ジャー、と桶で水を勢いよく流す音がたまにしていました。
何度も音を聞いているのに、その事を認めると怖くなってしまうので、誰にもこの事を話したことはありませんでした。
久しぶりに実家に帰った時に、妹が「そういえば前、お風呂場から音してたよね。誰もおらんのに。」と言ってきました。
この日は実家のお風呂に入る予定で、思い出したくなかったので、私は「あぁ、そうだったね。」と軽く返事しただけでした。
その後はこの話の事は忘れてしまって、結局妹とその話をすることはありませんでした。
やっぱり水の音は、私の聞き間違いでは無かったんだなと確信が持てたのは良かったですが、せっかくのその話をするチャンスだったのに、逃してしまったので少し後悔しています。
“あかなめ”は、桶を舐めるだけらしいので、きっと私の体験とは関係ないですが、“風呂桶”というワードからこの事を思い出しました。
あれも妖怪のせいだったのでしょうか?
まだ謎は解けません。